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探偵学校の謎1

先日私が機動警ら課にいたころの写真をアップしたところ、早速警察仲間からご要望があり「ぜひ機動隊の写真も紹介してほしい。」との連絡。そんな写真あったかなーと探してみると私が退職する少し前に中隊全員で撮ったものを携帯の写メで発見。大人数で一人ひとりは豆粒のようではっきりわかりませんが感じは伝わりそうですね。

探偵学校のことを少し前にお話しましたが、警察をやっていた私たちにとって謎の多い学校です。まずは現状についてお話ししましょう。現在「探偵学校」でネット検索するとたくさんの探偵学校が表示されますが、確実にいえることは公的な認証を得た学校は一つもないということです。地域的にはやはり東京、大阪、名古屋、福岡、仙台、札幌など都市部に集中しています。この業界でよく聞く話は「探偵学校は儲かる。」「探偵学校を開くのは簡単。」「探偵学校はだれでもできる。」これは大手探偵会社の面々が裏で口にしていることです。では一つひとつ説明していきましょう。
まず「探偵学校は儲かる。」これはどのようなことなのか、言葉の通り探偵学校は儲かります。これは本当です。なぜ儲かるのか、探偵というといろいろなイメージが浮かんできますが、探偵イコールかっこいいと思っている人が少なくないということです。探偵学校の看板を掲げるだけで「探偵になろう」「探偵になりたい」とたくさん人が集まってくるのです。そして高額な受講料を徴収してだれでもできるようなことをもっともらしく、尾行や張り込みのことを教えるのです。当然儲かります。これ以上はお話ししません。
次に「探偵学校を開くのは簡単。」ですが、これも本当です。「今日からここは探偵学校です。」と言えば、もうそこは探偵学校なのです。届出も許可も認証もなにも必要ありません。中にはマンションの一室でやっているようなケースもあります。このこともこれ以上説明不要でしょう。
最後に「探偵学校はだれでもできる。」これも本当です。なんの資格も試験も必要ありません。だれでもできて、だれでも教えることができるのです。つまり現在の探偵学校は大手探偵会社がインターネット等で宣伝して集まった人から高額な受講料を徴収して収益を上げている、ただこれだけのものです。なぜなら私は今まで「探偵学校を卒業して立派に探偵の仕事している人」を一度も見たことがありません。結論を言うと、探偵学校を出てもいい探偵になれません。今日はこのくらいにしておきましょう。続きは次回に。

写真は私が中部管区機動隊の中隊長をしているときのものです。前列で白色指揮棒を持っている者が5名いますが中央が私で、両サイドは小隊長たち4名、赤座中隊復活、懐かしいー!。

赤座警部の全国探偵紹介ネット 代表 赤座孝明

赤座中隊2