探偵学校の謎2
2015年03月12日
3月も中旬、三寒四温というようにだんだんと暖かくなっていますね、先日冬の装いで地下鉄に乗っていたら汗をかきました。私はとても寒がりなので冬場は上下ヒートテックで完全武装しています。でも遠くから春が微笑んでいるようなので、もうそろそろ武装解除してもよさそうですね。
探偵学校の続きですが、前回は探偵学校の現状、実態についてお話ししましたが、今日は本論の「探偵学校の謎」についてお話ししましょう。
まずは1つめの謎、「なぜ探偵学校に人が集まるのか。」結論から言うと、探偵になりたい人がたくさんいるからということです。この人たちが連想することはきっと「探偵物語」「金田一耕助」「シャーロックホームズ」最近では「探偵はBARにいる」などでしょう。わからなくはないですが、現実はそんなに格好よくないです。探偵業を本当に長く仕事としてやっている人は大手探偵会社とそこに雇われた従業員だけです。個人や中小の探偵業者はほとんど長くは続きません。なぜかというと「まず仕事がとれない」「仕事があったとしても大手の下請け」「苦しく、つらいだけでお金にならない」「バカバカしくてやってられない」おおかたはこんなパターンで1~2年で廃業となっているでしょう。念のためお話ししますが大手探偵会社が長く続く理由は「莫大な宣伝・広告費」でコンスタントに集客できるからです。
ところでみなさんは探偵の仕事でなにが一番つらいかわかりますか。実際に探偵をやっている人、あるいはやっていた人は口をそろえてこう言います「張り込みほどつらいものはない。」探偵をやめる人の理由はほとんどがこれです。「もう張り込みをやりたくないから探偵をやめる。」(もちろん収入もないですが)このように話してやめた人を何人も知っています。私も警察時代に張り込み、尾行、聞き込みなどしましたが、やはり張り込みはきついですね。もっとも私たちは警察の仕事として犯罪者や悪人相手で「国家と国民のため」というプライドが支えているのでがんばれますが、それが一般人相手に一カ所に何時間も居続ける、車の中や部屋の中でやるケースならまだいいのですが、外で身を潜める場所もないところは相当きついです。ましてや厳冬で風の強い日は最悪ですね。それが楽しいクリスマスやお正月に重なったら「おれ何してんだろー」、よほどメンタルの強い人しか続かないでしょう。あー、またまたお話が長くなってしまいましたね。今日はこれくらいにしておきましょう。
「探偵学校の謎」の続きは次回に。
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